自衛官とそのご家族の皆さまの気持ちに寄り添いたい

掲載日:2016.04.21

         自衛官とそのご家族の皆さまの気持ちに寄り添いたい
                                    池田 まき

自衛官の皆さまは東日本大震災、福島原発事故の対処という、本当に危険な任務について頂きました。また、今回の熊本地震でもやはり自衛隊の役割は絶大であり、身近な生活を災害から守ることが、まさに国民にとっての大きな安心と信頼だと考えております。
未曽有の災害で多くの被災者を救い、最悪の事態を防いでくださった自衛官の皆さま、だからこそ、自衛官のリスクを増やす安保法制に歯止めをかけ、皆さまの誇りを守らなければならないと思います。
安保法制に関しては、自衛隊員の海外における活動を広げることへの懸念や不安が払拭されていません。遅くとも年内には南スーダンのPKO活動に新任務が付与され、自衛官のご家族からは「任務とあらば、自衛官は危険を顧みず全力を尽くします。しかし地球の裏側まで行って弾薬を運び、殺し殺されることが本当に国民を守ることになるのでしょうか。」と、心配の声が寄せられていると聞いております。 
千歳市や恵庭市に暮らす自衛官やご家族、そして退官されて即応予備自衛官として有事に備えている方々が多く暮らしており、その皆さまの気持ちになって考えても安倍政権による安保法制は廃止すべきです。
他国の脅威を理由に日本の軍事的対応能力を強化することは、「現実的」に見えますが、実はそうではありません。専守防衛の原則にのっとり、自衛力を整備しつつ、外交により諸外国との友好関係を築くことが、日本の平和につながる道だと考えています。